ろう付けとは?分かりやすく解説 | ろう付け.com 技術コラム
こんにちは!
今回から『ろう付け.com 技術コラム』と題しまして、ろう付けに関するお役立ち情報をできるだけ分かりやすく発信していきます。
記念すべき第一回目となる今回はズバリ、「ろう付けとは?」というテーマでお届けいたします。
ぜひ最後までご覧下さい。

ろう付けとは?

ろう付けとは、金属同士を接合させる溶接法の一種です。
そして溶接とは、熱や圧力を利用して2つ以上の部材を接合することを指します。

一口に溶接法といってもその種類は様々あり、それぞれに異なった特徴をもちます。
まずは溶接法の分類について、簡単に触れておきます。
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溶接法の種類

前述のとおり溶接法には多くの種類がありますが、大きく分類すると下図のように融接、圧接そしてろう接の3種類に分けられます。


その中でろう付けはろう接に分類されます。
これら溶接法はそれぞれ加工を行う装置の仕組みや物理現象、加熱する温度の違いなどによって分かれています。

ろう接とは

ろう接とは、接合したい物同士 (母材) よりも融点の低い合金を用いる接合方法です。
くっつけたい金属と金属の間に別の金属を挟み、それに接着剤のような役割を持たせるイメージです。
熱により融点の低い金属のみを溶かし、それが冷えて再び固まることで接合を行います。
つまり、ろう接は母材を溶かさずに接合する加工法なのです。

ろう付けとはんだ付けの違い

そして上の図でご覧の通り、ろう付けははんだ付けと近い関係にあります。
実ははんだ付けとろう付けを分類する要素は加熱温度のみであり、金属同士が接合する原理は両者ともに全く同じものです。
接合に用いる合金の融点を450℃を基準に分け、450℃以下ならはんだ付け、450℃以上であればろう付けと呼びます。



いかがでしたか?
今回はろう付けの加工上の分類と、接合する仕組みについて基本的な内容をお伝えしました。
次回以降は今回の内容を深掘りしたものや、ろう付けが持つ特徴や強み、得意なものなど多岐に渡りお伝えしてまいります。
それでは次回をお楽しみに!
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